ストリンジェンド
受賞による入場(選出基準 第6条)
認定証 No. 0393
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
2002年、読者たちは持ち点を割り振って年間の1冊を選んだ。『ストリンジェンド』はその票によって殿堂に立つ。本殿堂の門を開けたのは電子の販売記録ではなく同時代の読者の票だが、この本は紙の時代に版を重ねた1冊でもある。
舞台は高校である。呼び出しの紙切れ一枚から物語は始まり、女子生徒のほうが先に手を伸ばす。戸惑うのは男子で、当時の主流だった力関係は最初から裏返っている。
世徒ゆうきの画力は当時から突出していたと評された。とりわけ口唇の描写に注がれた執念は、フェチと呼ばれるほどで、20年以上たった今もこの作家の代名詞である。ただ丁寧なのではない。積極的であることが親密さとして描かれ、女の側の意志がそのまま線の勢いになっている。エロマンガ大賞の2002年に、この本は月野定規『♭37℃』を僅差で抑えた。
『COMIC MUJIN』での1年の連載をまとめた、作者初の単行本にあたる。以後20年余りで単行本は5冊にとどまる寡作の人だが、その1冊目がいまだに頂点にある。
版元は続篇『アッチェレランド』との合計部数を成年コミックの記録として掲げた。アニメ化は2006年に始まり6年続いた。スペイン語圏の百科にも項目が立ち、中国語圏では『漸進曲』の名で知られている。
数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。