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記録が選ぶ、エロ漫画の殿堂
殿堂 ── 作家145名 ・ サークル118組 ・ 作品438作
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殿堂作家 輩出出版社

WHERE LEGENDS WERE MADE

殿堂入り作家が商業単行本を刊行した出版社の記録。 どの版元が殿堂作家を育てたか——ここでしか見えないランキング。

集計対象は殿堂作家の単行本のうち刊行元が判明しているもの(国立国会図書館書誌・出版社公式等)。レーベル名は出版社に統合。「歴史の古さ」は会社の設立年による。

並び順
茜新社 www.akaneshinsha.co.jp ↗ 殿堂作家 37 単行本176冊 作品殿堂47 設立1976年(51年目)
1976年に「有限会社茜」として発足し、千代田区神田三崎町に本拠を置く。看板誌は2002年創刊の『COMIC LO』だが、雑誌もコミックスも実務のほとんどは親会社である編集プロダクション「コミックハウス」が手掛けるという、外からは見えにくい二人三脚の構造を持つ。一般向けレーベルやボーイズラブ系レーベルも展開しており、なお児童書の老舗あかね書房とは資本関係が一切ない。 (出典: [1])
キルタイムコミュニケーション www.ktcom.jp ↗ 殿堂作家 36 単行本147冊 作品殿堂53 設立1995年(32年目)
1995年、広告代理店マイクロハウスの編集プロダクション部門から生まれた。『コミックアンリアル』『二次元ドリームマガジン』を擁するファンタジー系成人向けの一大拠点だが、兄弟会社はライトノベル等で知られるマイクロマガジン社である。設立初期には自作PC誌やゲーム誌も発行しており、2016年時点での同社の最高売上は成人向けではなくポケットモンスターの攻略本だった。 (出典: [1])
コアマガジン cmz.jp ↗ 殿堂作家 32 単行本131冊 作品殿堂9 設立1985年(42年目)
1985年に「少年出版社」として設立され、1995年の改称で現社名となった——このとき「ごきげん出版社」という案もあったが、各方面の反対で立ち消えたという。白夜書房の系列で、同社のアダルト・サブカルチャー部門を統合して現在の形になった。『コミックホットミルク』『メガストア』から『実話BUNKAタブー』まで、豊島区高田の自社ビルからアダルトとサブカルの両輪を回し続けている。 (出典: [1])
ワニマガジン社 www.wani.com/adult ↗ 殿堂作家 29 単行本162冊 作品殿堂9 設立1971年(56年目)
1971年にKKベストセラーズのグループ会社として設立され、のちに独立。ワニブックスとは人的・資本関係が一切ないのに、3社とも「本を読むワニ」をシンボルに掲げるという紛らわしさで知られる。看板誌は1994年創刊の『COMIC快楽天』。成人向け出版社としては異例なほどアート志向が強く、ギャラリーやリストランテ、ワインショップまで運営している。 (出典: [1])
ジーオーティー gotbb.jp/adult ↗ 殿堂作家 16 単行本75冊 作品殿堂14 設立1996年(31年目)
1996年設立で、現在はDMM.comグループの一員。『comicアンスリウム』『COMIC E×E』などの成人向け漫画誌に加え、AV情報誌『月刊FANZA』も発行する。2006年には老舗・英知出版から『Bejean』など8誌の営業権を引き継いだ。全年齢向けウェブコミックサイト「COMIC MeDu」も運営し、一般向けへの回路も持つ。 (出典: [1])
ティーアイネット web.mujin-ti.net ↗ 殿堂作家 15 単行本86冊 作品殿堂16 設立1999年(28年目)
1999年、桜桃書房の『COMIC 夢雅』編集スタッフが独立して設立した、編集者スピンアウト型の出版社である。品川区東五反田を拠点に『COMIC 夢幻転生』などを発行する。看板誌『COMIC MUJIN』では、毎号「迅速果談」といった故事めかした四字熟語を副題に付けるという文人趣味の遊びを続けていた。 (出典: [1])
メディアックス www.mediax-co.com ↗ 殿堂作家 14 単行本36冊 作品殿堂1 設立1990年(37年目)
1990年に英知出版の子会社として生まれ、2001年に独立した。レディースコミック誌を中心に、鉄道や映画のムックまで手掛ける雑食ぶりが持ち味。傘下に一水社・光彩書房・曙出版を持ち、神楽坂のビルでは親会社メディアックスと老舗・一水社が同じフロアに同居している。 (出典: [1][2])
三和出版 www.sanwa-pub.com ↗ 殿堂作家 13 単行本48冊 作品殿堂1 設立1976年(51年目)
1976年設立、巣鴨に本拠を置く。成人向け出版の源流企業・東京三世社の出身者が立ち上げた出版社のひとつである。『Masyo』『マニア倶楽部』など、大手が扱わないマニアックな嗜好のジャンルを一貫して守り続ける専門店的な存在で、2023年には法人再編により商号を引き継ぐ形で新体制となった。 (出典: [1][2])
ヒット出版社 www.hitpub.com ↗ 殿堂作家 11 単行本110冊 作品殿堂6 設立1993年(34年目)
1993年設立。1980年代に九段下にあった「ヒット出版」という会社が倒産した後、その創業者が改めて興した法人である。看板は隔月刊の『COMIC阿吽』。本拠は目黒区中目黒という、出版社としては洒落た立地にある。 (出典: [1])
エンジェル出版 angelweb.jp ↗ 殿堂作家 11 単行本58冊 作品殿堂4 設立1998年(29年目)
1998年設立、『漫画アクション』の双葉社が成人向け部門を別法人として切り出した関連会社である。営業部員は双葉社社員が兼務し、社長も双葉社取締役が務めるという、大手一般出版社が成人向けを子会社経由で担う構造の典型例。看板誌は月刊『ANGEL倶楽部』で、2012年以降は双葉社系の成人向け単行本が同社の取り扱いに一本化された。 (出典: [1][2])
富士美出版 殿堂作家 10 単行本31冊
辰巳出版の子会社として、グループの成人向け部門を担った出版社である。1986年創刊という業界屈指の長寿成人漫画誌『COMICペンギンクラブ』の発行元を2012年に引き継いだ。その後のグループ再編で法人としては消滅し、看板誌はスコラマガジンを経て2021年に辰巳出版本体へと里帰りしている。 (出典: [1][2])
文苑堂 www.bunendo.co.jp ↗ 殿堂作家 10 単行本28冊 作品殿堂23 設立1955年(72年目)
1937年に福岡で創業した、本業は書籍取次という異色の顔を持つ。1955年に東京へ進出し、現在は神保町に本拠を置く。長らく取次と発売代行が主体だったが、2013年から自社発行の成年向けコミックに参入し、2014年創刊の『COMIC BAVEL』で一躍存在感を示した。富山の書店チェーン・文苑堂書店とは別の会社である。 (出典: [1][2])
ジーウォーク gwalk.co.jp/main ↗ 殿堂作家 7 単行本29冊 作品殿堂7 設立2002年(25年目)
2002年設立。創業者は桜桃書房の出身で、成人向け漫画の「ムーグコミックス」や『華艶』のほか、写真集、官能小説の紅文庫、さらにはVR動画配信まで手掛ける多角経営ぶりを見せる。本拠は目黒区上目黒——かつて同じ上目黒1丁目には同業のオークスも本拠を構えており、目と鼻の先に成人向け出版社が並ぶ一角だった。 (出典: [1][2])
一水社 殿堂作家 6 単行本43冊 作品殿堂8 設立1954年(73年目)
系譜をたどると1941年の海洋文化社に行き着く、実は戦中生まれの老舗である。戦後は「笑の泉社」を経て1958年に一水社となった。創業者は村田愛子。成年向けとボーイズラブを得意とし、2010年にメディアックスが経営権を取得してからは、神楽坂の同じビル・同じフロアに親会社と同居している。 (出典: [1])
クロエ出版 shingeki.jp ↗ 殿堂作家 6 単行本33冊 作品殿堂1 設立2003年(24年目)
2003年設立、豊島区に本拠を置く有限会社である。看板誌は『COMIC真激』。年4回ほど不定期で「真激新人賞」を開催しており、小所帯ながら新人発掘に力を注ぐ。 (出典: [1][2])
松文館 www.shobunkan.com ↗ 殿堂作家 6 単行本15冊 設立1968年(59年目)
1968年に「サン企画」として発足し、「オハヨー出版」を経て松本印刷の傘下で現社名となった。かつてはタツノコプロ作品のコミカライズなどジュニア向け出版を手掛けていた時期もある。2000年代には漫画のわいせつ性が法廷で争われた「松文館裁判」の当事者として出版史に名を刻んだ。本社は都心を離れた東久留米市にあり、同社の単行本は版が変わるたびに表紙やタイトルまで変わるという妙な特徴で知られる。 (出典: [1])
双葉社 www.futabasha.co.jp ↗ 殿堂作家 6 単行本9冊 設立1948年(79年目)
1948年設立の総合出版社。戦後まもなく岐阜で生まれ、社名は横綱・双葉山に由来する。1967年創刊の『漫画アクション』は日本初の週刊青年漫画誌である。成人向け分野とは子会社エンジェル出版を通じて関わっており、大手一般出版社が別法人で成人向けを担う構造の代表例となっている。 (出典: [1])
竹書房 www.takeshobo.co.jp ↗ 殿堂作家 4 単行本14冊 設立1972年(55年目)
1972年、野口恭一郎が創業。日本初の麻雀専門誌『月刊近代麻雀』を生んだ麻雀文化の総本山であり、4コマ誌や文庫、成人向けまで幅広く手掛ける。『ポプテピピック』の作中で自社が繰り返し破壊されるのを許容する懐の深さでも愛されている。 (出典: [1])
オークス 殿堂作家 4 単行本12冊 設立2002年(25年目)
2002年、オークラ出版の子会社として設立された。『COMIC XO』などの成年コミックを手掛けたが、2017年に親会社へ吸収合併され、雑誌『SEPIA』も廃刊。合併後、オークス系の作品はオークラ出版のラインナップから姿を消した。本拠は目黒区上目黒で、同業ジーウォークとは同じ1丁目のご近所だった。 (出典: [1][2])
辰巳出版 tg-net.co.jp ↗ 殿堂作家 3 単行本5冊 作品殿堂8 設立1967年(60年目)
1967年設立。かつては成人向け雑誌のイメージが強かったが、現在は『猫びより』『Shi-Ba』などのペット誌やパチンコ情報誌、趣味実用書へと大きく舵を切った。一方で1986年創刊の長寿成人漫画誌『COMICペンギンクラブ』は今も手放しておらず、富士美出版やスコラマガジンなどグループ各社を吸収しながら文京区本郷に本拠を構える。 (出典: [1][2])
東京三世社 殿堂作家 2 単行本15冊 設立1968年(59年目)
前身の三世社は1952年に遡り、見切り本業者「一三堂」の経営者・石坂幸男が興した。1968年に東京三世社へ改組し、千代田区三崎町を拠点に成人向け出版の草分けとして君臨。サン出版や三和出版など、後の同業各社を生んだ人材輩出の母体でもある。2005年には売上45億円を記録したが、2010年に営業を停止し歴史を閉じた。 (出典: [1])
ジェーシー出版 殿堂作家 2 単行本10冊
大田区上池台に本拠を置いた小さな出版社で、『コミックMAN-TEN(曼天)』(2001〜2006年)とその後継誌『コミックCROSS』を発行した。2007年7月を最後に新刊は途絶えているが、日本図書コード管理センターの登録上は2020年3月時点でも出版活動の継続が確認されているという、静かに生き続ける会社である。 (出典: [1])
桃園書房 殿堂作家 2 単行本9冊 設立1948年(79年目)
1950年創業、八丁堀の老舗。釣り雑誌から『小説倶楽部』、アダルト系までを幅広く手掛け、最盛期の年商は21億円に達した。『麻雀放浪記』の阿佐田哲也こと色川武大が編集者として在籍したことでも知られる。2007年、子会社の司書房とともに破産し姿を消した。 (出典: [1])
司書房 殿堂作家 2 単行本7冊 設立1972年(55年目)
1948年設立という業界きっての古株で、桃園書房の子会社として『漫画エロス』『コミックドルフィン』など約30種の雑誌を回す量産体制で知られた。かつての本社は千代田区三崎町——茜新社や東京三世社も居を構えた、成人向け出版の密集地である。2007年、親会社とともに破産した。 (出典: [1][2])
蒼竜社 殿堂作家 2 単行本5冊
辰巳出版グループの一員で、パチスロ誌『パチスロ7』からレディースコミック、成人向け漫画誌までを手掛けた。2010年代のグループ再編の波の中で法人としては消滅し、辰巳出版の系譜に吸収されている。 (出典: [1][2])
ビブロス 殿堂作家 2 単行本3冊 設立1988年(39年目)
1988年に神楽坂で「青磁ビブロス」として設立され、1997年にビブロスへ改称。『マガジンBE×BOY』を旗艦にBL(ボーイズラブ)というジャンルそのものを育てた中核版元で、『カラフルBee』などの成人向け漫画も手がけた。2005年には「全国統一オタク検定試験」を主催するなど話題作りにも長けたが、2006年、関連の自費出版会社・碧天舎の破綻が連鎖して倒産。BL事業はアニメイト系の出資で設立されたリブレ出版に引き継がれ、看板誌は今も続いている。 (出典: [1])
日本出版社 殿堂作家 2 単行本3冊 設立1966年(61年目)
前身は1938年設立の「戦線文庫編纂所」という戦前生まれの版元で、興亜日本社・日本社と名を変え、1966年に日本出版社となった。新宿・矢来町に構え、『レモンクラブ』『ペパーミントCOMIC』などの成人向け漫画誌を出す一方、『猫びより』『ネコまる』といった猫雑誌の版元でもあった。「ただの猫好き」を自称した社長のもと、1990年代以降は猫出版に注力するという振れ幅の大きさで知られたが、2012年に廃業した。 (出典: [1])
シュベール出版 殿堂作家 2 単行本3冊
実質的にリイド社のアダルト部門だった会社で、成人向け漫画への風当たりが強まった1990年代初頭、規制対応のために本体から切り離す形で作られた。『COMIC零式』『極楽王』などの成人誌を発行したが、2003年に倒産・解散し、資産はリイド社に統合された。看板誌の作家陣はその後、他誌へ活躍の場を移していった。 (出典: [1][2])
フランス書院 www.france.jp ↗ 殿堂作家 2 単行本2冊 設立1975年(52年目)
1975年設立の官能小説の代名詞的版元だが、実はビジネス書・自己啓発書で知られる三笠書房の100%子会社である。設立当初は海外ポルノ小説の翻訳が中心で、1982年から日本人作家の書き下ろしに転換し、1985年創刊の「フランス書院文庫」を一大ブランドに育てた。女性向けは「プランタン出版」の別名義で展開し、新人発掘の「官能大賞」を年2回開くなど、官能小説を産業として回し続けている。 (出典: [1])
ぶんか社 www.bunkasha.co.jp ↗ 殿堂作家 2 単行本2冊 設立1948年(79年目)
前身は1948年創業の日本文華社で、創業者は文藝春秋出身。1992年にぶんか社へ改称した。「愉快痛快出版社」を掲げ、『まんがグリム童話』やティーンズラブ誌など女性向け漫画に強く、2019年には男性向け事業をグループ会社へ譲渡して女性向けに特化した。2020年からは漫画配信「まんが王国」のビーグリー傘下に入っており、紙の老舗が電子配信企業の子会社になるという業界再編の縮図のような存在だ。BLの海王社は関連会社である。 (出典: [1])
シーズ情報出版 殿堂作家 2 単行本2冊
旧社名を「ビッグシティタイムス」という情報誌系の版元で、風俗情報誌『MAN-ZOKU』シリーズを手がけてきた。一方で1997年創刊の月刊『コミック釣り王』という釣り漫画専門誌の版元でもあり、夜の情報誌と釣り雑誌が同じ奥付に並ぶという、雑誌業界の懐の深さを体現する一社である。 (出典: [1][2])
ブラスト出版 blastpub.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本8冊 設立2017年(10年目)
コミックスとメディア商品の出版・販売を手がける版元で、レーベル「オキュパイ(occupai)」を展開する。奥付は「発行・ブラスト出版/発売・星雲社」という形をとる。星雲社は自社では出版せず、取次との取引口座を持たない中小出版社の流通を専門に代行する会社(1979年設立)で、この「発行と発売の分業」は中小出版を支える業界の定番の仕組みである。 (出典: [1][2][3])
リイド社 www.leed.co.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本2冊 作品殿堂1 設立1974年(53年目)
『ゴルゴ13』のさいとう・プロダクションが1974年に出版部門を分離して生まれた、劇画スタジオ直系という珍しい出自の版元である。高円寺に構え、『コミック乱』『コミック乱ツインズ』で時代劇・戦国武将漫画の分野をほぼ独占する。かつて成人向けは子会社シュベール出版に切り出して発行しており、長年、さいとう・たかをの実兄が代表を務めた同族色の強い会社でもあった。 (出典: [1])
L.P.E.G. 殿堂作家 1 単行本2冊
『けいおん!』のパロディ成年アンソロジー『放課後ドピュドピュタイム』などを発行した版元である。人気作品の二次創作アンソロジーという2000年代に隆盛したジャンルの担い手だが、会社としての記録はほとんど残っておらず、刊行物だけが古書市場にその名をとどめている。 (出典: [1])
実業之日本社 www.j-n.co.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本2冊 設立1897年(130年目)
1897年(明治30年)創業、日本の出版界でも指折りの老舗である。1909年には日本の出版業界で初めて地方小売店への委託販売制度を導入し、今日まで続く出版流通の原型を作った一社とされる。大正期には博文館に代わる大手として栄え、漫画では「マンサンコミックス」などのレーベルを展開。2016年からは投資グループのシークエッジ傘下にあり、130年近い社歴の老舗が投資会社のもとで再出発するという、出版界の現在を映す存在でもある。 (出典: [1])
若生出版 www.wakoh-p.co.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本2冊 設立1977年(50年目)
1977年設立、神田淡路町に構える男性向けグラビア誌の老舗で、『ゲッチュ』『絶対美人SECRET』などを発行している。成人向け漫画では2006年から2014年まで『COMICプルメロ』を刊行し、単行本レーベル「ワコーコミックス」を持つ。グラビア誌の版元が漫画誌も出すという、この業界ならではの兼業スタイルの典型である。 (出典: [1][2])
マックス 殿堂作家 1 単行本2冊 設立2005年(22年目)
晋遊舎が成人向け漫画・アダルトゲーム関連の出版物を切り出すために設けた神保町の連結子会社で、2005年に発足し『PUSH!!』『COMICポプリクラブ』などを発行した。2015年、出版取次・栗田出版販売の経営破綻のあおりを受けて事業を停止し、同年末に晋遊舎へ吸収されて解散。版元ではなく流通の破綻が雑誌を止めるという、出版業界の構造をよく示す結末だった。 (出典: [1][2])
晋遊舎 www.shinyusha.co.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本2冊 設立1995年(32年目)
1995年、成人向け出版などを手がける大洋図書から独立する形で神保町に生まれた。かつては成人向け漫画やアンダーグラウンド系出版で知られたが、2007年に成人向け漫画事業を子会社マックスへ移し、本体は『MONOQLO』『LDK』『家電批評』といった広告に頼らない商品テスト誌の版元へと大きく舵を切った。アダルトから辛口批評誌へという、出版界でも屈指の転身を遂げた会社である。 (出典: [1])
二見書房 www.futami.co.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本2冊 設立1960年(67年目)
1941年創業、神田三崎町の老舗である。「刑事コロンボ」のノベライズや『まんが日本昔ばなし』、オリコン年間1位となった漢字ドリル本までベストセラーを連発する一般書の顔を持ちながら、官能小説レーベル「マドンナメイト」を長年抱える二刀流の版元だ。ジョルジュ・バタイユ全集の版元でもあり、思想書と官能文庫が同じ社の棚に並ぶ振れ幅こそがこの会社の持ち味である。 (出典: [1])
大洋図書 taiyohgroup.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本1冊 設立1952年(75年目)
1952年創業、神保町にほど近い西神田に構える。『実話ナックルズ』などの実話誌からBL誌『ihr HertZ』、成人向けコミック、パズル誌、ギャル雑誌『egg』のムックまで、書店の棚の「際どい一角」を幅広く押さえる多角経営の版元である。ミリオン出版など複数の出版社を傘下に持ち、商品テスト誌で知られる晋遊舎もここから独立して生まれた。 (出典: [1][2])
久保書店 www.kuboama.com ↗ 殿堂作家 1 単行本1冊 設立1953年(74年目)
製本所を営んでいた久保藤吉が1946年に出版を始めた老舗で、性科学者・高橋鐵と組んだ性風俗誌『あまとりあ』、SM誌『裏窓』、海外ミステリー翻訳誌『マンハント』と、戦後出版史の際どい部分を歩んできた。1982年創刊の『レモンピープル』は史上初の美少女漫画誌とされ、単行本に当時珍しかったA5判を採用したところこれが定着し、以後の美少女コミックの標準判型になった。ジャンルの器そのものを作った版元である。 (出典: [1])
東京漫画社 www.tokyomangasha.com ↗ 殿堂作家 1 単行本1冊 設立2004年(23年目)
有限会社ソフトラインが運営するBL専門ブランドで、レーベル「MARBLE COMICS」を軸に、オリジナルBLアンソロジー『Cab』(偶数月)と『Fig』(奇数月)を交互に刊行するユニークな体制をとる。BLCDレーベル「TM RECORDS」やグッズ展開も手がけ、小所帯ながら漫画・音声・物販を一気通貫でやる現代型の小出版である。 (出典: [1][2])
桜桃書房 殿堂作家 1 単行本1冊
目黒・上目黒の「桜桃ビル」に構えた版元で、成人向けを含む出版を手がけた。関連会社から独立したオークラ出版が後に本家の経営危機を受けて業務を引き継ぎ、2004年に吸収合併された。子が親を継ぐならぬ、暖簾分けした側が本家を吸収するという出版界ではままある逆転の一例である。 (出典: [1])
スコラマガジン 殿堂作家 1 単行本1冊 設立1999年(28年目)
男性誌『スコラ』の版元スコラ(1981年に講談社系で発足)が1999年に営業停止した後、誌名を引き継ぐために設立された会社である。成人向け漫画では『COMICペンギンクラブ山賊版』『漫画ローレンス』などを手がけた。2021年に辰巳出版へ吸収合併され、雑誌だけが会社より長生きするという出版界らしい系譜の一例となった。 (出典: [1][2])
フロム出版/東京三世社 殿堂作家 1 単行本1冊 設立1968年(59年目)
東京三世社は1952年の雑誌創刊に始まり1968年に法人設立された成人向け出版の老舗で、1970年創刊の『SMセレクト』はSM雑誌の創刊ブームを巻き起こした。フロム出版はそのグループ会社としてコミックス等を発行した会社である。三世社グループからは独立した出版社も多く輩出したが、本体は2006年からの赤字を経て2010年に営業を停止し、半世紀を超える歴史を閉じた。 (出典: [1])
青磁ビブロス 殿堂作家 1 単行本1冊 設立1988年(39年目)
1988年に神楽坂で設立された、のちのビブロスの旧社名である。この名前の時代にBL・やおい系出版の土台を築き、1997年に株式会社ビブロスへ改称した。奥付に「青磁ビブロス」とある本は、BLというジャンルが形になっていく草創期の刊行物ということになる。 (出典: [1])
コミックゼタ 殿堂作家 1 単行本1冊
漫画を中心にコンテンツの企画・制作を行う編集プロダクション「ゼタ」が展開する電子コミックレーベルである。紙の雑誌を持たず、電子書店に直接レーベルを構えて数百点規模の作品を配信する、電子時代ならではの「雑誌なき版元」の形をとる。投稿プラットフォーム「comicBro」で新人発掘も行っている。 (出典: [1][2])
海王社 www.gushnet.jp ↗ 殿堂作家 1 単行本1冊 設立1986年(41年目)
1986年に「ハイスコアメディアワーク」として創業し、1993年に海王社へ改称したBL専門の版元である。看板は2003年創刊のBL誌『GUSH』と小説の「ガッシュ文庫」。ぶんか社グループの一員で、本社所在地は親会社ぶんか社と同じ千代田区一番町の同番地──女性向け漫画グループの中のBL担当会社という、外からは見えにくい分業の好例だ。 (出典: [1][2])