もののけ彼女
キルタイムコミュニケーション ・ アンリアルコミックス
認定証 No. 0391
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
人外娘ものは、種族の設定が恋の筋立てに組み込まれたときに強くなる。『もののけ彼女』は、その組み込みを8編にわたって積み上げたSeNの初単行本として殿堂に立つ。
狐や鬼、座敷童子、サンタ、雪女など人ならぬヒロインたちと、幼なじみをはじめ身近な相手との恋を描く短編集である。契約や消滅、本能といった種族ごとの事情が、関係の動き出すきっかけに置かれる。学園を舞台にした編を含み、評は全編が両想いで閉じると書く。
まず挙がるのは、目の描き方を要にした表情の豊かさで、両ストアの評がそろう。人外の設定を省かずに説明し、種族である理由づけが分かりやすいことも複数の評が認め、ページ数以上の読み応えを生んでいる。鬼の子の『カクレナグサ』など、笑いを含む編もある。
掲載誌『コミックアンリアル』は、ファンタジーやSFを題材に人ならぬ登場人物を多く描いてきた誌で、本作はその系譜にある。初単行本に旧作を織り込み、作者の成長が見える、と評される。
紙は2018年5月にアンリアルコミックスから出て、とらのあなとメロンブックスでは描き下ろしの特典や限定版が用意された。電子は同年7月に続く。商業の殿堂では第117位にある。
数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。