イジラレ
PERPETUAL HONORS ・ 殿堂値100超ワニマガジン社 ・ WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL
認定証 No. 0429
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
『イジラレ』は、催眠ものの型を「相手を従わせる」から「相手の常識を書き換える」へ組み替えた設計によって殿堂に立つ。
学園を舞台に、いじめられていた男子生徒が偶然手にした催眠の力で、いじめっ子の女子3人に復讐していく、復讐催眠ものの成人向け作品である。書き換えられた常識のもとで、3人は彼を見下したまま、いじめのつもりで動き続け、その行動がそのまま復讐の筋道になっていく。
この設計が効くのは、侮蔑の言葉と、思惑に反して進む行動との食い違いが最後まで保たれるからである。催眠ものならではのこの皮肉を、読者は作品の芯として繰り返し挙げる。3人の性格の悪さが丁寧に描かれ、復讐に納得が行く。催眠が解けた後にもう一段の展開を置く構成も評される。愛上陸の絵は、目つきのきつい3人を表情の芝居で描き分ける。催眠ものにありがちな暗い読後感が無く、終わり方に驚きを書き添える読者が多い。
愛上陸は2人の作り手が1つに名乗る名義で、原作も作画も分けず、原稿を往復させて仕上げる。同人ではサークル50on!として『催眠性指導』のシリーズを描いてきた。本作は『COMIC X-EROS』に2017年から2018年まで連載され、描き下ろしのエピローグを加えた、商業2冊目の単行本である。
2019年、本作はとらのあな秋葉原店の成年コミック売上で年間首位となり、同じ年のとらのあなの同人年間ランキングでも『催眠性指導』シリーズが首位を取った。同じ作り手の催眠ものが商業と同人の両方で首位に並んだ年である。英語版はFAKKU、小説版は美少女文庫から出て、公式の翻訳版は10言語を超える。殿堂値が100を超える6作のうちの1作である。
数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。