堕落のテンプテーション
キルタイムコミュニケーション ・ 二次元ドリームコミックス
認定証 No. 0460
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
ジャンルの型は、丁寧に踏めばそれ自体が技になる。『堕落のテンプテーション』は、変身ヒロインものの型を一冊かけて踏みしめた、成海優の最初の単行本として殿堂に立つ。
変身ヒロインと魔法少女を題材にした成年コミックの短編集である。中心の連作『聖天姫堕つ』は、正義のヒロインたちが、敵に取り込まれたかつての仲間によって次々と敵の側へ引き込まれていく、いわゆる連鎖悪堕ちの筋立てで、舞台の一部は魔法学園にある。洗脳や触手も題材とし、百合や性転換を扱う話を併録する。
評が重なるのは作劇の確かさである。仲間どうしの対峙や、悪の側の作戦会議といった定型を省かずに描く運びは「王道」と評される。話の進みは速く、癖のない読みやすい絵柄が一冊を支える。連作は描き下ろしの続編を加え、単行本の中で閉じる。
紙の版は2019年12月、ファンタジー系に強いキルタイムコミュニケーションの二次元ドリームコミックスから出た。国立国会図書館の所蔵では、2冊目は2024年に出ている。DLsiteの商業で変身ヒロインや魔法少女を題名に掲げる本が大きく増えた年の一冊と読むこともできる。賞の記録は無く、商業の殿堂では第99位にある。
数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。