交わりの宿
エンジェル出版 ・ エンジェルコミックス ・ シリーズ「交わりの宿【単行本】」
認定証 No. 0518
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
短編を重ねてきた作家が、初めて数話にまたがる物語に腰を据えた。『交わりの宿』は、その試みが紙の年間ランキングにも届いた、ビフィダスの4冊目として殿堂に立つ。
『ANGEL倶楽部』に載った3話の表題作に、連作と読み切りの5編を添えた短編集である。表題作は、勤めから逃げ出し旅先で倒れた青年が、未亡人の母と娘の暮らす家に身を寄せ、居場所を見つけていく話。ほかの編では親戚のおばさんや女上司、夫のいる女性など、年上の女性との関係が描かれる。
評が最も多く重なるのは、両ストアの読者が挙げる心理描写の丁寧さである。静かな日常のコマと場面の熱の対比、関係に至る過程を省かない運びが、物語と性表現の釣り合いを支える。主題は純愛で、読後の温かさを挙げる評も多い。
作者はあとがきで本作を筆歴4冊目の単行本と呼び、2〜3話構成の中編で読み口の変化を感じてほしいと書いた。翌年には『性愛温泉』が続く。
紙と電子は2020年11月17日に同時に出た。版元のエンジェル出版は、連載が誌内の読者アンケートで首位を続けたと宣伝した。FANZA通販の2020年の年間コミックランキングでは44位に入った。商業の殿堂では第212位にある。
数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。