一水社 ・ 受賞による入場(選出基準 第6条)
認定証 No. 0055
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
読者の票が、この本を殿堂へ連れてきた。『初犬』はEHOFの選出では2006年のエロマンガ大賞の首位という記録で入場したが、紙の時代には続巻、OVA、全年齢版、英語版へと広がった連作の起点である。
作者・犬の初単行本で、満員電車で出会った無口な同級生の少女・藤乃と少年の恋を描く連作3話を軸に、学生ものを含む短編6本を収めた成人向けラブコメディの作品集である。
無口で無表情、何を考えているのか読めない藤乃の人物造形を、読者の評はほぼ一致して本作の核に挙げる。乏しい表情にのぞく小さな変化を描き分け、その読めなさを可笑しみに変えた筆である。ゼロ年代の線と塗りを懐かしみつつ、古びずに読めると書く評が多い。
2007年の秋葉原では第2巻の発売とOVAが同じ週の話題を集め、2008年には完結巻の第3巻がとらのあな秋葉原1号店の年間4位に入った。連作は全年齢向けの完全版として再刊され、ファンタグラフィックスから英語版も出た。
紙の第1巻は2006年に一水社から出て、2010年にDLsiteで電子配信が始まった。2021年にも日間上位に名を連ね、読者を得続けている。商業の殿堂では第164位にある。
数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。