キルタイムコミュニケーション ・ アンリアルコミックス
認定証 No. 0072
試し読みはFANZAブックスが用意したビューワで開く(DLsite / FANZA切替の対象外)。 掲載の可否は版元の方針に従っており、試し読みを認めていない版元の作品にはこの導線を置いていない。
人形に心があることを、この本では誰も疑わない。『淫乱人形ヒメ』は、その前提ひとつで物語を明るく保ち切った1冊として殿堂に立つ。
魂を持つ人形たちと造り主の人形師の日々を描く、ファンタジーの成人向け作品集である。主従を軸にしたハーレム的な趣向で、無邪気なヒメ、主を失って人間不信に陥ったディアと、人形ごとに気質が立てられる。併録にはメイドロボの前後編と、肉体改造を題材にしたPCゲームの漫画版を収める。
人と人形の違いや心の在りかという重い問いに、作品は踏み込まない。すれ違いも修羅場めいた場面も、最後は円満に収まる。作家の極端な画風の第一印象と、読むほどに立ち上がる牧歌的な甘さとの落差は、発売直後の書評も後年の読者も挙げる点である。
2005年に初の単行本を出したしいなかずきの3冊目で、キルタイムコミュニケーションでは2冊目にあたる。何でもありの『コミックアンリアル』を得て持ち味が開いた、という見方は2つの同時代評で一致する。漫画版の原作は、作家が原画を手がけた2008年の『女体狂乱〜これが私の望んだボディ〜』である。
紙も電子も2010年に出た。販売の門から入場し、商業の殿堂で第242位にある。
同じ作家の殿堂入り作品
3 WORKS数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。