キルタイムコミュニケーション ・ アンリアルコミックス
認定証 No. 0129
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異形は恋をする側に回れるか。『アンリアルシンドローム~非現実乙女愛好症候群~』は、触手の描き手がその問いに甘い答えを出した転回点として殿堂に立つ。
スキュラ、ラミア、マミー、トカゲ娘、スライム娘など人外の娘と人間の男との恋愛を軸に、触手ものや異種の交わりの編を加えた11編の成人向け短編集である。大半は合意と幸福な結末で閉じるが、巻末には魔術による支配を題材にした非合意の一編が置かれる。
刊行直後の書評は、少年誌にいてもおかしくない素朴で柔らかな線を評し、人外のヒロインに感情を持たせた路線転換を歓迎した。電子版の最初期の読者も、凌辱の定石だった題材を純愛で描いた着眼を挙げており、二つの評は独立に一致する。続投したトカゲ娘「シッポちゃん」を喜ぶ声も多い。
ほりともは2008年に『コミックアンリアル』で商業デビューし、本作は触手を題に掲げた2冊に続く4冊目である。書名の「非現実乙女」は2014年の『ヴィーナスガーデン ~非現実乙女と出会える街~』の副題に引き継がれ、作家はのちに一般誌でも人外の娘を描き続けた。
本作は商業の殿堂で第133位にあり、3年後の『気になるあの娘はモンスター娘』も殿堂に立つ。
同じ作家の殿堂入り作品
1 WORKS数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。