ジーオーティー ・ GOT COMICS ・ シリーズ「魔剣の姫士【単行本版】」
認定証 No. 0389
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触手ものは、敗北の物語でなくても成り立つ。『魔剣の姫士』は、その型を裏返した英雄譚として殿堂に立つ。
王国を守るため、人格を持つ魔剣と契約した王女が、エルフとドワーフの姫を仲間に魔物の軍勢と戦うファンタジーで、触手と異種婚姻を題材にとる。描き下ろしの後日談まで一冊で完結する。
触手ものの多くはヒロインが敵に敗れる筋をたどるが、本作の触手は王女が手にする魔剣として味方の側にある。読者がまず挙げるのはこの反転と、ラブコメの軽さを交えた明るい調子である。偽悪的な魔剣の性格と明かされる過去、風呂敷を畳む構成と大団円の読後感も評の多くで一致し、描き込みの密度も挙げられる。
無望菜志は2008年に触手ものの『テンタクル・ラバーズ』で単行本デビューし、2014年の『NTR2』で寝取られの作家としても知られた。5冊目の本作は、出発点の触手へファンタジーの器を得て戻った一冊である。
『COMIC ExE』の第1号から連載され、2018年にジーオーティーから出た紙の単行本は、とらのあな秋葉原店Aの上半期19位に入った。電子版も配信直後にDLsiteの日間・週間首位に立つ。商業の殿堂では第173位にある。
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1 WORKS数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。