富士美出版 ・ 富士美コミックス ・ シリーズ「サンキューベリービッチ【単行本】」
認定証 No. 0205
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『サンキューベリービッチ』は、たまごろーが以後の歩みを貫く調子 ── 暗さを持ち込まない、軽やかな短編 ── を最初の一冊で打ち立てた本として殿堂に立つ。
性に積極的なヒロインが自ら相手を求める、いわゆる「ビッチもの」の短編集で、学校を舞台にした篇を含む12編が並ぶ。巻頭の表題作は続編「ザ・バースデイ」を得て、巻末にはその番外編が置かれる。表題の一編が3度現れて、読切の集まりに背骨を通している。残る短編はどれも暗い結末を持たない。ギャグで落とす一編「アストロガール」まで混ざる。
この本の価値は、後ろめたさを燃料にしない明るさにある。誰かが傷ついて終わる話を1つも置かず、読み終えたあとに重さを残さない。のちの本が連作を柱に据え、線とトーンの整理を評されても、土台は変わらない。読者もまずこの明るさを挙げる。
『COMICペンギンクラブ山賊版』の誌面に読切を重ねたおよそ1年半を束ねた、初の単行本である。2019年までの単行本4冊はすべて殿堂に入り、本書はその起点にあたる。
英語圏の作品データベースには、独立に2つの項目が立つ。感想は2025年まで途切れず書き込まれてきた。殿堂の商業作品では第12位にある。
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3 WORKS数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。