異種奇譚
キルタイムコミュニケーション ・ アンリアルコミックス
認定証 No. 0430
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異形の世界を、そこで働く者の日常として語る。『異種奇譚』は、作り込まれた世界設定と淡々とした語り口で殿堂に立つ。
媚薬の原料となる植物「寄生樹」を商う商人たちの野営地を舞台に、エルフの姉妹をはじめとする亜人の奴隷たちを描く連作『寄生樹』全4話と、石化や寄生を扱う短編5本を収める。異種姦や奴隷を題材にした凌辱ものの作品集で、どの話も救いのない結末で閉じる。
読者の評が最も一致するのは世界設定の作り込みである。寄生樹の生態から種族ごとの性質まで説明が行き届き、エルフの言葉は読めない文字で表される。連作は新入りの視点で進み、商人たちが日々の仕事として語ることで、異常な世界が日常の手触りで立ち上がる。緻密な画面では、大量の石像を描き込んだ見開きが挙げられる。
タケは2015年に初の単行本『淫堕隷辱』を出し、本作は前作の話の後日談も含む2冊目である。表題の連作は『コミックアンリアル』に掲載された。
2019年5月、キルタイムコミュニケーションのアンリアルコミックスとして、紙と電子が同日に出た。題名に「異種」や「苗床」を掲げる商業作品が厚かった2010年代後半の一冊である。商業の殿堂では第62位。
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1 WORKS数値はDLsite(商業)およびFANZAブックスの公開データの自動集計であり、人手による変更はない。 殿堂値・順位の算出は選出基準に全文を公開している。 顕彰文はEHOF編によるもので、作品の権利者・販売元とは関係がない。